CADカッティングマシン更新

2025.09.22
社内ブログ
 

9月22日(月)、弊社デザイン室に新しいカット機を導入しましたのでご紹介させていただきます。
新しく仲間入りしたのは「ZUND S3」。シンプルなモノトーンカラーで、見た目もスタイリッシュです。これまで長年使用してきた「Kongsberg XL20」に代わる新しい設備となります。

搬入の様子
搬入作業はなかなか大掛かりでした。出入口のドアからは入らないため、2階の大きな窓から部品を吊り下げて搬入。丸一日がかりの作業でしたが、なんとか無事に設置することができました。

新しいカット機の特長
今回導入した「ZUND S3」によって、業務が快適になったポイント3つをご紹介します。

① 静かになった
消音BOXを導入したことで、機械稼働時の音が大幅に軽減されました。
以前の機種はコンプレッサーを使用していたため駆動音が大きく、日々悩まされていました。ですが今回の機械は特殊カット以外ではコンプレッサーを使用しないため、使わない時は本当に静かになり、作業環境が快適になりました。

② 作業スピードが向上
従来のカット機の最大速度は 50m/min でしたが、「ZUND S3」では 80m/min にスピードアップ。
さらに「ICCカメラ」を搭載したことで、これまで手作業で行っていた位置補正が自動で行えるようになり、作業時間も短縮されました。画像のように黒丸マークを読み取って位置を判別します。

③ カットツールが増えた
今回新しく「45度カットツール」と「キスカットツール」を導入しました。
・45度カットツール:厚いボード紙を斜めにカットし、貼り箱などの折り線加工に使用するツール。
・キスカットツール:シール台紙を、上のシール部分だけを切り、下の台紙は切らない加工ができるツール。
写真は45度カットツールとキスカットツールをそれぞれ使ったサンプルです。これにより、シールやステッカー、貼り箱の芯材などが作れるようになりました。

20年ぶりのカット機更新となり、スタッフ一同とても嬉しく思っています。
この新しい設備を活かし、より良い製品・サービスをお届けできるよう、これを機に一層頑張ってまいります。