紙器設計ワークショップに参加しました

2024.05.30
社内ブログ
 

株式会社モリサキ様が主催の紙器設計ワークショップに、当社のデザイン室のスタッフが参加しました。会場には、紙器設計・デザインに携わる多くの方々が参加されていました。

ワークショップはまずセミナーから始まりました。講師には、約55年以上にわたり紙器設計に携わってきた千田健一氏がお招きされていました。千田氏は、以前に本州印刷紙器株式会社様(現:王子パッケージング株式会社様)でご勤務されていた経験があり、私たちから見れば大先輩のような方でした。

千田氏は、「アイデアは足で」というポリシーを掲げており、国内外を問わず足を運んで紙器のデザインのアイデアを吸収されてこられました。
会場には、千田氏が手掛けてきたパッケージが並べられており、実際に手に取って観察することができました。

受賞歴のある卓球ラケットのパッケージ。

昼休みには、モリサキ様の工場内の設備や、展示物を見学させていただきました。

 

午後からは千田氏も参加されたワークショップが開催され、
モリサキ様と千田氏が用意した箱の展開図を、グループごとに分かれて参加者同士で話し合いながら組み立てました。

グループワークの様子。

参加者の中には、タイから参加のデザイナーの方もおられ、
グループワークの際、その方から記念にペーパークラフトをいただきました。
タイにある学校のイベントで配布されたものだそうです。

 

今回のセミナーを通して、私たちは多くの知識を得ることができました。
千田氏が唱えていたように、さまざまな場所でアイデアを吸収することが必要だと思いました。私たちは、まず身近な国内から目を向け、紙器を見て回りたいと感じました。

いつかは千田氏のように海外の紙器にも目を向けられるようになりたいです。
今回学んだ、千田氏のパッケージの設計思想や技術を、今後の仕事に活かしたいと考えています。

セミナーに参加されていた他社の方との交流を交えて感じたことですが、構造設計を担当している人は業界的に少ないと感じました。
そのような中、貴重な交流の場を作っていただいたモリサキ様には深く感謝しております。本当にありがとうございました。